冠(人生の祝い事としきたり) 婚(結婚のしきたりとマナー)
書き方
履歴書、身上書、家族書は、一まとめにして三つ折りにします。無地の長封筒を使い、表書きに「○○○○子履歴書在中」と書き、写真とともに、さらに大きい封筒に入れ、封はしないでおきます。
履歴書には、氏名・生年月日・住所・学歴・職歴・取得した資格などを記入します。
身上書には、身長、体重、視力などとともに健康状態、趣味、特技、資格、信条、簡単な自己紹介文などを書きます。
家族書には、親、兄弟、同居の家族までを書きます。続柄、氏名、配偶者の氏名、配偶者の勤務先も記入します。
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受ける場合
この縁談なら受けてもよいと思ったら書類を預かり、こちらも書類と写真をそろえて、本人が直接、世話人の所へお願いに上がります。
断る場合
書類を見て、あるいは世話人と話をして気乗りがしない、どうも結婚相手としては合わないと思ったら、無理せずその旨を伝え、1週間以内に書類を返し、断ります。
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服装
女性は、ワンピースや、ソフトな印象のスーツ、和服なら小紋、つむぎ、訪問着などがいいでしょう。
アクセサリーは真珠など控えめなものを使用し、化粧もふだんの自然な感じがいいでしょう。 男性は、ダークスーツやおしゃれな感じのソフトスーツがふさわしいでしょう。

費用
見合いの費用は、ふたりで折半にします。
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婚約とは
結婚の意思を固めた当人同士が、将来結婚することを約束するのが婚約です。

婚約指輪
婚約指輪の裏にはふたりのイニシアルと、婚約式の年月日を刻みます。
サイズの調整がありますから、おそくとも婚約の1カ月前には購入しましょう。
統計資料によれば、婚約指輪の金額の平均は、月収の2、3倍となっています。
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結納
結納の席では、結納品、結納金、目録、受書、家族書・親族書などをとり交わすのが一般的です。
男性から婚約指輪、女性からはネクタイピンや時計などを奉書紙に包み、金銀の水引をかけて進呈目録といっしょに片木盆(へぎぼん)にのせ、家族と仲人の立ち会いのもとに交換します。

結納金
一般的には、月収の2、3カ月くらいが、一生に一度の贈り物としてふさわしいと考えられています。
当日の服装
一般的には準礼装か略礼装程度です。
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返事の仕方
結婚披露宴の招待状が来たら、すぐに返事を出しましょう。
返信用のはがきにもマナーがあります。「御」や「芳」の文字は消し、あて名の下の「行」を消して「様」に直しましょう。

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会場到着
当日は必ず時間に余裕を見て開宴の2、30分前に会場に着くようにしましょう。
受付に足を運びます。受付のかたに一礼をし、挨拶をします。招待状をさし出して芳名簿に記帳します。
この日にお祝いを持参したときは、ふくさをとって相手向きに金包みを渡します。ただし、できるだけ当日にお祝いを持参するのは避けるのがマナーです。



控え室
次に、案内された控え室へ行きます。軽く一礼して入り、新郎新婦や両親、仲人が出迎えている場合は、その場で立ち止まって、「おめでとうございます。お招きありがとうございました」と挨拶してから中へ入ります。
新郎新婦の身内のかたには、お祝いとお礼の言葉を述べましょう。
飲み物が用意されている場合、すすめられたら好みのものをとります。

服装
服装は、結婚式の規模や格式、時間、あるいは自分の立場を考えて決めます。
新郎新婦を引き立たせるために装いは控えめに。
特に女性は花嫁の白、お色直しのドレスの色は避けます。
和装なら振り袖、中振り袖、訪問着、ミセスは黒留め袖や色留め袖にします。
洋服ならカクテルドレス、アフタヌーンドレスを。
男性は 親族ならモーニング。
一般の出席者はブラックスーツ、ダークスーツ。
次のようなファッションはマナーに反しますので注意しましょう。
- 昼からラメ入りのロングドレスや豪華に輝くアクセサリー。
- 白一色の装い。又は、黒一色で喪服のイメージのもの。
- 新郎新婦よりも派手な服装。
- 極端に肌を出した、大胆なデザインでセクシーなもの。
- ノーメイクあるいは濃厚な香水。
